2009年5月27日水曜日

Ubuntu でシリアルポートからログインする

Linux でネットワーク経由で接続できない場合のために、シリアルポートからログインできるようにしておくと便利である。

そうすれば、邪魔なディスプレイもキーボード、マウスも片付けられる。



Ubuntu でシリアルポートからログインする設定



  1. /etc/event.d/ttyS0 を作成する
    $ sudo cp -p /etc/event.d/tty1 /etc/event.d/ttyS0
    $ sudo vi /etc/event.d/ttyS0
    ---- ---- ---- ----
    start on stopped rc2
    start on stopped rc3
    start on stopped rc4
    start on stopped rc5
    stop on runlevel 0
    stop on runlevel 1
    stop on runlevel 6
    respawn
    exec /sbin/getty -L 9600 ttyS0 vt100
    ---- ---- ---- ----



Ubuntu でシリアルポートからログインする設定 (9.10 以降)



  1. /etc/init/ttyS0.conf を作成する
    $ sudo cp -p /etc/init/tty1.conf /etc/init/ttyS0.conf
    $ sudo vi /etc/init/ttyS0.conf
    ---- ---- ---- ----
    start on stopped rc RUNLEVEL=[2345]
    stop on runlevel [!2345]

    respawn
    exec /sbin/getty -L 9600 ttyS0 vt100
    ---- ---- ---- ----



CentOS 5 でシリアルポートからログインする設定



  1. /etc/inittab に次の行を追加する
    S0:12345:respawn:/sbin/agetty -L 9600 ttyS0 vt100

  2. /etc/securetty に次の行を追加する (root ログインに必要)
    ttyS0


CentOS 6 でシリアルポートからログインする設定






Debian (Lenny) でシリアルポートからログインする設定





  1. /etc/inittab の次の行のコメントを外す
    T0:23:respawn:/sbin/getty -L ttyS0 9600 vt100





KVM でシリアルデバイスを追加する




また、KVM で virtsh 経由でコンソール接続するには、xml ファイルを編集してシリアルデバイスを追加する必要がある。



  1. 仮想マシンの xml ファイルを編集する。(仮想マシン: UbuntuJeOS11 の例)
    $ virsh
    virsh # edit UbuntuJeOS11
    :
    <devices>
    :
    <serial type='pty'>
    <source path='/dev/pts/0'>
    <target port='0'/>
    </serial>
    :
    </devices>

  2. 仮想マシンを起動する。
    virsh # start UbuntuJeOS11
    virsh # quit

  3. コンソールで仮想マシンに接続する。(root 権限が必要。コンソールから抜けるには、ctrl + ])
    sudo virsh console UbuntuJeOS11



参考

0 件のコメント: